千成工業
「小牧から町工場の技術力を発信したい!」すべてを一人で手掛ける一貫制で高品質なもの作りを
2025年04月28日 11時00分更新
一人の職人が責任を持って最初から最後まで製品を作り上げていく
自動車部品や工作機械部品などを、鈑金や溶接の技術を駆使して製造する「千成工業」。強みは、ずばり技術力の高さだ。製造部の吉村 仁さんは、働き手としての魅力を強く感じ、2024年7月に入社。「町工場で珍しい一貫制。一つのものを最初から最後まで一人の職人が作るので、高品質な仕上がりに。もの作りをしている充実感もスゴイですよ」と話す。経験はまだまだ浅いが、もの作りのセンスのよさは社長も認めるところだ。
「もの作りで遊びなさい」という教えが、職人の創造力と技術力を高める
動きの取りやすい自由な雰囲気も、同社の魅力。2021年には、町工場のユニークな発想と技術力を競う「くだらないものグランプリ」のチャンピオンも輩出した。社長には「自分の仕事を早く終えたら」という条件付きで「工場で作りたいものを好きに作っていいよ、もの作りで遊んでいいよ」と言われているとか。「技術を身に付けて、最短で資格を取得していきたい。早く先輩に追いついて、社長の域にも到達したいです」と意気込む吉村さんの今後に期待大!
図面を基に細かな技術で、さまざまな機械設備を製造
クライアントの要望を、自社内で図面化。職人は図面に沿って鈑金や溶接の技術を使い、大小さまざまな機械設備を作り上げていく。ベンディングマシンやスポット溶接機、ファイバーレーザー溶接機など充実の設備を誇る点も同社の特徴だ。また、近年はオリジナルブランド「PLAYFUL」が話題に。アイアン製のアウトドアギアやシェルフなどがそろい、社長イチオシはカップ麺のフタの重し兼箸置き専用商品「ぬ〜どるん」だそう。
千成工業
住所 愛知県小牧市高根2-489-1
電話 0568・65・6211
1952年創業。近年はSDGsやエコアクションに積極的に取り組み、工場見学やYouTubeの動画配信などで開かれた町工場を目指す。
https://sennari.aichi.jp
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