全国の多くのお城で、いま“御城印”を入手できるのをご存知だろうか?
御城印は、神社仏閣を参拝した証としていただく“御朱印”のように、城を訪問した証として(もちろんお土産としても)販売されており、全国の約60の城で提供されている。城の名や城主の家紋などが和紙に記された、どれもその城だけのオリジナルなものだ。
日本全国の城を巡った訪問記録を保存できるWebサイト「攻城団」の記事によると、近年の御朱印ブームで作られたものではなく、「もっとも古いとされる松本城では1991年(平成3年)頃から販売」されており、すでに30年以上の歴史がある。名称も、「登閣記念証」や「来城記念符」、「城郭符」など、さまざまな呼び方があるという。
この御城印をテーマとした、お城好きや御城印コレクターに向けたイベント「京都御城印サミット」が、3月25日(土)・26日(日)に生涯学習施設・道の駅ガレリアかめおかで開催される。
主催は一般社団法人 森の京都地域振興社(森の京都DMO)で、上記の「攻城団」を運営する攻城団合同会社の企画協力で実施する。会場限定の御城印や過去の御城印の復刻版の販売のほか、武将隊「京都・長岡京おもてなし武将隊つつじ」による演舞、地元のお城紹介プレゼン、攻城団の団長と現地の方々によるトークショーなど、さまざまな内容を予定している。
なお、事前登録者には、攻城団で来場記念御城印を無料配布する。25日(土)は亀山城×明智光秀、26日(日)は聚楽第×豊臣秀吉という組み合わせで、ゲーム『戦国無双』などでキャラクターデザインを手がける諏訪原寛幸氏のイラストによる豪華な御城印だ。
そのほか、複数の近隣自治体の出展も決定しており、御城印をテーマとしたイベントとしては、西日本ではこれまでにない充実ぶりを期待できる。
企画協力している攻城団の団長 河野武氏によると「御城印は天守や櫓などの建物がなくても制作できる、訪問者にとっては現地のお土産になり、さらに地元の収益源になるなど、良いこと尽くめな存在ですが、その最大の魅力はお城ファンと地元の方々とのコミュニケーションアイテムであることだと思います。今回のイベントでは御城印を『作ってる人』と『集めてる人』が交流できる機会をたくさんご用意しますので、2日間楽しんでください。みなさまの来場をお待ちしています!」とのこと。
本イベントの開催ももちろんだが、大河ドラマ『どうする家康』ではついに家康が信玄と言葉をかわしてSNSでは話題となり、昨年末に刊行した『戦国LOVEWalker』も好評発売中と、戦国時代が、戦国武将が今年、大いに盛り上がっている。関西近辺の戦国ファンはぜひ訪れてみてほしい。
■イベント概要
名称:京都御城印サミット
日程:2023年3月25日(土)・3月26日(日)10:00〜17:00(予定)
会場:生涯学習施設・道の駅ガレリアかめおか(亀岡市余部町宝久保1-1)
参加費・入場料:無料
主催:一般社団法人 森の京都地域振興社(森の京都DMO)
企画協力:攻城団合同会社
後援:京都新聞、あやべ市民新聞社、歴史街道推進協議会
特別協力:群馬戦国御城印サミット
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