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<番外編>

市民講座で学んでみよう! 横浜市立盲特別支援学校で「初めての東洋医学」を6月17日に開催

横浜市立盲特別支援学校

 日本テレビ系で2021年に放送された「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」は、弱視の高校生が主人公のドラマです。その舞台となった横浜市立盲特別支援学校は、およそ130年の歴史ある学校です。視覚に障害のある幼児児童生徒への教育活動を行なっています。

 まったく見えない全盲の人と、見えにくいロービジョンといわれる弱視の人がいますが、本校では在学者の多くが弱視です。ここで開催される市民講座について、本校公認キャラクター「しもん」と、弱視の職員で「みゆき」と「まちこ」の3人がご紹介します。

 もしもお目めに合いましたら、読んでみてください。

まちこ:6月17日(土)に市民講座が開かれます。

しもん:どんなことするの?

みゆき:東洋医学のお話と、お灸の体験です。

しもん:誰でも参加できるの?

まちこ:予約制となっておりますので、お電話ください。

食と東洋医学の講義

しもん:みんな頭のてっぺんを押さえてるけど何してるの?

まちこ:百会(ひゃくえ)という「ツボ」を押しているの。

みゆき:イライラしたとき気持ちを抑えるのに効果があるツボなんだ。

しもん:不思議だね。

みゆき:ストレスで疲れた日の夜シャンプーするとき「百会(ひゃくえ)」のあたりが痛くて、そこをマッサージするとすっきりするの。

「足三里(あしさんり)にすえているお灸

しもん:お灸と言ってもあとが残らない台座があるものを使うんだね。

まちこ:誰でも安全にすえることができます。

みゆき:「ツボ」の場所を探しながら、ツボの効果を勉強します。

まちこ:参加者の皆さんにも自分たちでお灸をすえてもらいます。

しもん:えー熱くないの?

みゆき:熱いのはちょっとの時間だけど、我慢できなければすぐにとってあげます。

まちこ:楽しく東洋医学の話を聞いて、ツボの効能を学んでもらいます。

しもん:ツボをうまく探せるかなぁ?

みゆき:一緒に探しましょう!

線香をかついだしもん

まちこ:専攻科をもっと知ってほしいと言う思いから市民講座を開催しています。

みゆき:見えない、見えにくい職員も講師をしています。

しもん:興味を持った方、6月9日(金)まで電話受付しています。

 次回も読んでいただけたらうれしいです。

 もしも、お目めに合いましたら。

横浜市立盲特別支援学校 市民講座「初めての東洋医学」
日時:2023年6月17日(土)10:00~12:00
会場:横浜市立盲特別支援学校1階 機能訓練室
(横浜市神奈川区松見町1-26 ※東急東横線妙蓮寺駅より徒歩12分、JR横浜線大口駅より徒歩8分)
内容:講義「初めての東洋医学」(約1時間)、実技「心地よいお灸」(約1時間)
参加費:無料
定員:15名(先着順)
申込方法:電話にて、氏名、性別、電話番号をお伝えください
申込先:横浜市立盲特別支援学校専攻科 市民講座担当本郷(045-431-1629※代表、専攻科へつないでもらってください)
申込期間:受付中~6月9日(金)(9:00~16:00)※定員に達しましたら、締切前に終了いたします
※体調のすぐれない方は実技はご遠慮いただき、見学の場合もございますのでご了承ください。
※当日の注意事項は守っていただけますようご協力お願いします。また、実技もありますので、ジャージ等動きやすい服装でお願いします。 
※衣服や髪の毛にお灸の匂いが付着することがありますので、ご了承ください。

文/横浜市立盲特別支援学校専攻科
「みゆき」と「まちこ」のイラスト/関口 千秋
「しもん」のイラスト/横浜市立盲特別支援学校

プロフィール
しもん:横浜市立盲特別支援学校、略して市盲が名前の由来。校章の幸福の青い鳥がご先祖様。公認キャラクター就任1年目。
まちこ:13歳で網膜色素変性症(色変)と診断。徐々に視野狭窄が進行。黒猫をめでながらお酒を飲むのが大好き。
みゆき:生まれつき弱視。右目は緑内障で13歳の時失明。ハンドミルでコーヒーを入れてその香りと共にチョコレートを楽しむのが習慣。

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