イングリッシュガーデンが広がるカフェに日本唯一のガレット専門店、夜アイスも! 平野で過ごすリラックスタイム!

2023年08月08日 10時00分更新

文● LOVEWalker
提供: NTT都市開発

 天王寺や難波など都心部へのアクセスが抜群な平野の利便性を前回はご紹介しましたが、そんな都心に近いにもかかわらず実は極上のリラックスタイムが過ごせる場所がたくさんあるのも平野に住む楽しみのひとつです。家族や友人と特別なひとときを演出してくれる飲食店や子どもたちをのびのび遊ばせることができる公園など、あなただけのスペシャルな平野タイムを過ごせる場所を今回はご紹介します。

異世界に導くカフェと地元愛に溢れたスイーツ店

 平野本町の住宅街に店を構える「カームガーデン」は、前の通りを歩いているとメニュー表があることでかろうじて「あれ、ここにカフェがあるの?」と気づくというぐらいのさりげない佇まい。住宅が立ち並ぶ一角にある秘密めいたエントランスに入っていくには少し勇気がいるかもしれません。しかし、トンネル状の店へ続く通路を抜けると、そこには鮮やかな花々が咲くイングリッシュガーデンとヨーロッパの田舎町を連想させるような店構えが目の前に現れます。その光景は日本であることを忘れてしまうほどメルヘンチックで、この世界観に浸るため、地元の人はもとより遠方から訪れる人も多いのだとか。

絵本の世界に迷い込んだかのような内観に、しばし日常を忘れます

 2020年にオープンした「カームガーデン」、実はこの場所、もともとは布団の製造工場で、オーナーの餅月康治さんは現在も布団の販売業を行いながらカフェ経営も手掛けています。

「祖父の代からこの場所で布団や綿に関わる仕事を行ってきたのですが、時代とともに製造を外注することになったので、持て余しているこの建物を思い切ってカフェに改装しました。もともと一つの大きな建物だったのですが、中庭を設けたことで今はメインの店舗と別館に分けています」(餅月さん)

緑が生い茂る中庭とイギリス・コッツウォルズ地方をイメージした建物は、ここが平野であることを忘れさせます

 店舗のイメージは餅月さんが愛してやまないイギリスの丘陵地帯、コッツウォルズ地方をモチーフとしており、天井からつるされた電灯や片隅に置かれた小物など、細部に至るまで現地のテイストを再現。窓枠も無機質なアルミサッシではなく木で造作するなど、徹底したこだわりにより極上のくつろぎ空間を生み出しています。

「店内のインテリアや小物はもともとイギリスのアンティークが大好きで、個人的に集めていたものなんです。それがようやく日の目を見ました(笑)。庭も本当は植えるお花などイングリッシュガーデンそのものにしたかったのですが、日本の気候に合う植物をチョイスしています。クリスマスシーズンにはもみの木をライトアップしてデコレーションも行うので、より華やかになりますよ」(餅月さん)

ランチメニューの定番・煮込みハンバーグ1590円。ミンチのきめ細かさとふんわり食感で食べごたえ抜群です

 これまで飲食店の経験はなかったという餅月さんですが、メニューはいずれも手作りにこだわり、食べごたえも抜群。

「ランチはもちろん、カフェメニューも充実しています。非日常的な癒やしの空間でゆっくりとした時の流れを感じながら、来られたお客さんにはこだわりのコーヒーや紅茶、材料にこだわったブレッドや丁寧にお作りしたお料理やスイーツを楽しんで頂きたいです。日常を忘れ、リラックスする時間をぜひここでお過ごしください」(餅月さん)

 平野にいながらまるでイギリスの田舎町にいる気分を味わえる「カームガーデン」。ランチだけでなく、カフェ使いも大歓迎だそうです。

「カームガーデン」
営業時間:11:00~17:00(LO16:00、ランチLO13:50)
定休日:月・火・第4日
大阪市平野区平野本町5丁目9−9
06-6777-8558
HP:https://www.calmgarden.net/

 ガレットというのは本来、「丸く焼いた料理」を意味するフランス料理です。日本ではそば粉を薄くクレープ状に焼いたものをイメージすることが多いですが、お菓子好きには丸く平たい焼き菓子のことか、と思われる方も多いのでは。

 国道186号線沿いにあるこちら「パティスリーガレット」は、パティスリーと名乗るように焼き菓子のガレットを専門に扱われています。お菓子のガレットに特化してお店を開かれているのは何と日本でこちらだけとか。8種類ものガレットを揃え、洋菓子の中では地味な存在と思われがちなガレットの魅力を幅広くアピールしています。オーナーで代表窯番を務める久保徹也さんがここまでガレットにこだわる理由とは?

「若い頃、ホテルのレストランで修行していた時代に先輩が焼菓子の詰め合わせを買ってきてくれたんです。その中で最後に残ったガレットを僕が食べたのですが、あまりのおいしさに衝撃を受けまして。それ以来、いつか自分だけのガレットを作って売るお店がしたいと思うようになりました」(久保さん)

街の景色に調和するパティスリーガレットの外観。右側にはシューアイスなどを扱う自動販売機が設置されています

 2004年、故郷である平野に自身の店をオープンした久保さんは地元の人々に支えられながら19年間、ガレットの可能性を追求し続けてきました。

「材料には国産の小麦粉、さとうきびを絞って生成する前の状態である粗糖、北海道のよつ葉乳業のバターなどを使い、普通のクッキーの何杯もの手間をかけて製造するなど、洋菓子の脇役であるガレットを主役にするため、日々、奮闘しています」(久保さん)

代表窯番の久保徹也さん。ガレットと平野への思いをたっぷり語ってくださいました

 店の外には、これまた珍しいガレットの自動販売機が設置されており看板代わりの役目を果たしています。

「もともと店内のストッカーで販売していたシューアイスとアイスブッセが、コロナ禍の影響で販売方法を変える必要があり、設置しました。自転車にお子さんを乗せたお母さんが荷物を降ろさずそのまま買えるので重宝していただいています。早朝には現場作業のお仕事をされている方が、よく朝食として買ってくださいます」(久保さん)

ガレットは8種類ものバリエーションがあり、ショコラ346円、クランベリー335円、アールグレイ346円などが人気

 ガレットの魅力を語り出すと止まらない久保さん、平野の魅力もおおいに語ってくれました。

「自転車でどこでも行けるので子育て世帯にとっては暮らしやすい街だと思います。そして、世話焼きな人が多いので、困っている人がいたら助けずにいられない。この時代の中、よくここまで下町の風情が残っているなと思いますが、いい感じに世代交代もしているので今後も生き続ける街として、もっと活性化していくのではないかと思います」(久保さん)

 ガレットと平野、久保さんにとって、とても大事な宝物としてずっと愛し続けていかれるのだなと感じられました。

「パティスリー ガレット」
営業時間:9:30~19:00
定休日:月・火
大阪市平野区平野本町5-14-17
06-6796-6686
HP:https://galette.cc

たまには目の前で握るお寿司を食べたい!そして夜アイス!?

 JR関西本線と並行する25号線沿いで、約半世紀にわたって愛されている寿司の名店が「大久寿司」。2代目店主の大久等さんは、3年間のサラリーマン生活を経て父の跡を継ぎ寿司の世界へと足を踏み入れました。

「昔は近隣にたくさんの寿司屋があったのですが時代の流れとともにどんどん閉店され、若造だった自分がとうとう最後の1人になってしまいました。子どもたちには自分の好きなことをやってほしいと思っているので寿司屋は自分の代までかと。しかし、周辺の工場の経営者など昔からなじみの方々がずっと食べに来てくださるので、体が動くうちは頑張って続けようと思います」(大久さん)

25号線沿いに建つ大久寿司。周辺では唯一残った寿司店として地元民に愛され続けています

2代目として店を切り盛りする店主・大久等さん。実はパティスリーガレットの久保さんと同級生

 近年はSNSを使って積極的に情報を発信。東部市場と木津市場から仕入れた新鮮な魚介で作る寿司は、その品質とは裏腹に非常にリーズナブル。ランチではさらにお得な価格で握りや海鮮丼が楽しめます。

「ありがたいことにSNSを見て足を運んでくださるお客様も増えてきています。メニューの中でもまぐろ丼は特に人気が高く、メディアでも何度か紹介していただきました。ネタの仕込みや寿司作りについては昔ながらの方法を守って変わらない味を提供しています。価格設定も繁華街よりも手頃ですので、『今日はちょっと奮発しようかな』という気分のときには、ぜひ食べに来てください」(大久さん)

ランチは手頃な価格に加えてボリュームも満点。こちらのまぐろ・ネギトロ丼は、にゅうめんまで付いて、お値段なんと1200円

器からあふれんばかりの新鮮な海鮮が目にもうれしい海鮮丼(2000円)

 回る寿司はいつも行ってるけど、目の前で握ってくれるお寿司屋さんはちょっと敷居が高い。もしそう考えているならば、平野ならではのリーズナブルだけどちょっとリッチな気分を味わえる大久寿司へ足を運ぶのもいいかも。

「大久寿司」
営業時間:11:00~14:00、17:00~22:00
定休日:月
大阪市平野区西脇1-4-4
06-6702-3688
Facebook:http://www.facebook.com/DaJiuShouSi

 JR平野駅と加美駅のほぼ中間地点の住宅街にある「よるのアイス」は、文字通り20時〜24時という夜間限定で営業しているアイスクリームとパフェの専門店。2022年8月のオープン以来、おしゃれなビジュアルのアイスクリームがSNSで注目を集め、店頭にはアイスを求めて足を運ぶ若者たちの姿が跡を絶ちません。

秘密めいた雰囲気が漂うよるのアイス外観

 メニューはイチゴバニラや生チョコ、マンゴーバニラなど、常時、約15種類の定番を備えており、追加トッピングでカスタムすればバリエーションは無限大。もくもくの冷気に包まれて提供されるエンタメ性も食べる際の楽しみを倍増させています。

定番メニューとして人気のイチゴバニラアイス600円

 大阪で増えつつある夜アイスの中でも特に個性的なこちらのお店。ちょっと夜更かしして、ぜひプレミアムなアイスクリームを味わってみてください。

「よるのアイス」
営業時間:月〜木20:00〜0:00 金・土20:00〜01:00
定休日:日
大阪府大阪市平野区加美北8丁目22−41
電話非公開
HP:https://www.instagram.com/yorunoice/

60もの公園が点在。充実のパークライフ

緑が溢れ、たくさんの子どもたちが集う平野公園

 平野の住み心地の良さを構成する要素の一つが、大小さまざまな公園の存在。平野区内だけでも60を越える公園があり、中でも平野公園は23,940㎡もの面積を誇る区内では最大の公園。グラウンドや遊具も充実しており、日々、たくさんの子どもたちが元気に駆け回っています。その他の公園も夏や秋になるとお祭りの会場としても使用され、近年、増えつつある子育て世帯にとっては、ぜひ活用したいところです。

 平野区内から少し足を伸ばせば長居公園や久宝寺緑地といった大型の公園もあり、都会にいながらピクニックやバーベキューを楽しむことができます。どちらの公園もテニスコートやプール、陸上競技場などの設備を備えており、スポーツ好きな人にとってはこれ以上ない充実した環境といえるでしょう。

 平野で特別な時間を過ごすことができる飲食店や公園。日常をしばし忘れて過ごす食事やくつろぎのひとときは、暮らしの中に彩りを添えてくれることでしょう。

*金額はすべて税込みです

(提供:NTT都市開発)

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