「NIPPON INNOVATION AWARD」表彰式も開催!
賞金1000万円は誰の手に!? 「UPDATE EARTH 2024」ステージイベントレポート
2024年03月06日 10時00分更新
社会問題を解決するアイデアを
TRYOUT採択者が解説
次のプログラムは、「NIPPON INNOVATION TRYOUT アフターPitch」と称し、NIPPON INNOVATION TRYOUTの採択者による事業の説明会が行なわれた。前述したNIPPON INNOVATION TRYOUTの採択者により、自社で扱っている事業の内容や、社会課題に対する有用性などをプレゼンした。
10年の集大成となる異能vation ジェネレーションアワード
約1万7000件の応募から計13部門の受賞
ここからのステージイベントは、2つのアワードの授賞式だ。まずは「異能vation ジェネレーションアワード」。
「異能vation」は、“奇想天外で野心的な技術課題に失敗をおそれずに挑戦する人を支援する”ことを目的とした、総務省が推進するプログラム。2014年度から10年間にわたって実施してきた本プログラムだが、2023年度は協力協賛企業による表彰制度「ジェネレーションアワード」の募集を実施している。
このアワードでは、ICT分野でのイノベーションアイデアを広く募集し、受賞者には協力協賛企業と連携して社会実装や実現を目指す機会を設けるという。1万6929件の応募が集まり、協力協賛企業グループ225団体が審査を行なうという大規模なものとなった。
応募された中から、計121件の技術やサービス、アイデアがノミネート。その中から、分野賞3部門、企業特別賞15部門が選ばれ、ステージにて各団体から表彰が行なわれた。
●協力協賛企業特別賞
●分野賞
最高賞金1000万円の「NIPPON INNOVATION AWARD」受賞式
そして、今回のイベントのトリを飾ったのが、「NIPPON INNOVATION AWARD」の授賞式だ。宇宙、農業・漁業、教育、スポーツ、医療、食、観光、環境、セキュリティー、ICT、web3、メタバース/XR、地方活性、 その他あらゆるジャンルの社会に大きな影響を与える可能性のあるユニークなアイデアを募集するこのコンペティション。
今回、Grand Prizeを受賞した場合は賞金として1000万円が贈られる。その他にも、優秀賞や企業特別賞がそれぞれ設けられている。また、そうしたイノベーションのサポートに尽力した支援者に対しても、支援者賞が贈られた。まず、企業特別賞と支援者賞が計12部門で以下の通り。
そして多数のノミネートの中から、今回Grand Prizeを獲得したのは、竹内 雅樹氏による“失われた声を取り戻すデバイス「Syrinx」”。優秀賞は、手塚 蒼太氏による“紙から構成可能な使い捨てロボットハンドの開発”、加藤 徳明氏による“群馬に海を、あなたにエビも。群馬発!新たな養殖スタイルで、世界に海産物をお届け!”となった。優秀賞にも、それぞれ賞金50万円が贈られている。
ステージイベント最後には、群馬県知事の山本 一太氏も登壇し、今回のUPDATE EARTH 2024 ミライMATSURI@前橋を締めくくった。
同氏は認定NPO法人ふるさと回帰支援センターによるアンケートで、群馬県が移住希望地第2位になったことを話題に上げ、「ますます前橋が元気になって、新しい価値がどんどん生み出されるような、未来を見る人たちが次々と生み出されるような地域にしていきたい」と語った。
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