エリアLOVEWalker総編集長・玉置泰紀のまち散歩 第32回
台湾⽂化が⼤阪に集結、すべてのパフォーマンスが日本初上演! 『We TAIWAN 台湾⽂化 in ⼤阪・関⻄万博』8⽉2⽇より大阪市内で開催
2025年05月28日 12時00分更新
台湾文化部と台北駐日経済文化代表処台湾文化センターは2025年5月22日、国際文化交流プロジェクト「We Taiwan 台湾文化in大阪・関西万博」のメディア向け説明会・交流会を、東京・日本橋のCOREDO室町テラスにある「フージンツリー(富錦樹台菜香檳)」で開催した。
「We Taiwan 台湾文化in大阪・関西万博」は、オンラインゲーム、VR没入体験、ダンス、サウンドアート、映画、文学、フェスなどを融合した大規模文化イベントであり、大阪・関西万博に沸く大阪市内で2025年8月2日〜8月20日に開催される。
筆者は2025年2月に一般社団法人メタ観光推進機構で台北を視察して、「まち散歩」の連載でも3日に分けて最新の街事情を報告をした。ということで、台湾気分が非常に高まってきているところに、大阪で刺激的な台湾イベントがあるということで駆けつけた。

左から、文化総会事務総長・李 厚慶(リ・コウケイ)氏、台湾文化部政務次長・王 時思(ワン・シースー)氏、Luxury Logico クリエイティブディレクター・林 昆穎(リン・コンイン)氏、台北駐日経済文化代表処台湾文化センターセンター長・曾 鈐龍(ソ・ケンリュウ)氏
このイベントは、2025年大阪・関西万博の理念に呼応した文化プログラムとして「What a Miracle! 未来を応援する、奇跡の島」をテーマに展開する。台湾と日本、そして世界をつなぐ文化を通じた対話と交流の場を創出し、持続可能で開かれた未来社会の実現に貢献することをテーマにしている。
視覚芸術、舞台芸術、映画、文学、テクノロジー、信仰、工芸、マルシェ、絵本などを通じて、台湾が持つ多元的な文化、柔軟性、そして創造性を通じて未来への希望を表現し、国境を越えた共感と交流を育むことを目指している。
参加アーティストは、台湾および日本から38組・総勢545名以上。 会期中には、129件に及ぶ展示・公演プログラムが展開され、週末には2回のマーケットイベントを実施する。
ポイントは以下の通り。
・38組以上のアーティストが参加、計129の展示
・パフォーマンス・体験型プログラムを展開
・パフォーマンスは、すべて日本初上演
・日本最大級の台湾文化フェスティバル「TAIWAN PLUS」が8月に大阪へ初上陸
・台湾オリジナルキャラクター「a-We」の限定グッズは、6月よりオンライン販売開始
『We TAIWAN 台湾文化 in 大阪・関西万博』が描く4つのテーマ
「We TAIWAN 台湾文化 in 大阪・関西万博」は、方序中(ジョー・ファン)、呉季娟(ゴ・キエン)、林昆穎(リン・コンイン)、游智維(ヨウ・チーウェイ)の4名のキュレーターによる共同企画として、4つのテーマで台湾文化の多様性と創造性を多角的に紹介する。
各テーマは大阪市内4つの主要会場にて展開され、それぞれが「台湾らしさ」を体験できる空間となる。
色彩の融合|VS.(グラングリーン大阪内)
この展示は、ビジュアル、工芸、サウンドの三つの空間で構成された没入型展示(特別展:台湾スペクトラム)になっている。
台湾の豊かな視覚芸術、伝統工芸、そしてサウンドアートが一堂に会し、アーティストたちの表現を通じて、過去と現在が交錯する台湾の創造的エネルギーと文化的バイタリティを紹介する。
光・色・音のハーモニーが織りなす展示空間は、「色彩=文化」としての台湾の姿を浮かび上がらせ、多文化が交錯し続けるこの島の精神に触れるアートの旅へと来場者を誘う。
分野を超えた創造性|大阪市中央公会堂
こちらでは、文化の境界を超える台湾アーティストの創造を紹介する。VR、舞踊、映画、音楽、文学などジャンルを横断する作品が集結し、「テクノロジー×アート」の対話を通じて、想像力が無限に広がる空間を創出する。パフォーマンスはすべて日本初演となる。
変幻自在の気|中之島エリア
文化的な緑のオアシス・中之島では、神将や伝統人形劇「布袋戯(ポテヒ)」によるパフォーマンス、マーケット、絵本朗読と室内楽の共演など、世代を超えた文化体験が広がる。
さらに、日本最大級の台湾文化祭「TAIWAN PLUS」が大阪に初上陸。8月9日・10日・16日・17日の2週末にわたり開催され、台湾のグルメ、工芸、サステナブルなライフスタイルブランドなど100社以上が中之島に集結し、にぎわいを創出する。
遊びの力|大阪市内各所
LINE公式アカウントを使って参加できる、大阪市内街歩きゲーム「a-We TO GO」を実施。大阪の街全体を文化的な“遊び場”として体験しながら、20ヵ所以上のスポットを巡る。LINE公式アカウントからは、ポケットガイドやプログラムの予約機能も利用できる。

「a-We TO GO」のローンチに先駆け、LINE公式アカウントでは、a-Weと一緒に楽しめるインタラクティブなミニゲーム「a-We POKE POKE」が5月22日より登場。ゲームでは、繰り返しタップすることでa-Weを膨らませ、スコアを伸ばせる。ランキングで世界中の人と競うことが可能
台湾を象徴するオリジナルキャラクター「a-We(アウィー)」
今回のキービジュアルは、台湾を象徴するオリジナルキャラクター「a-We(アウィー) 」が登場。デザインは台湾の著名デザイナー・⽅序中(ジョー・ファン)⽒が担当し、「⽂化の融合・再構築」「変化への適応⼒」「協⼒と共⽣」という台湾⽂化の本質を体現している。
a-We は深海で“ピコッ”と誕⽣した不思議な⽣命体。頭と脚で「T」、⾜元で逆さの「W」の形を描くユニークな姿で、⼭林の緑と海の⻘を融合したカラーが特徴。展⽰やインタラクティブコンテンツにも登場予定だ。
a-We限定グッズ|6月よりオンライン販売開始
Rhinoshieldコラボのスマホケースや台湾製ソックス、春池ガラスコラボの文鎮、ぬいぐるみ等を6月よりオンラインにて順次販売開始予定。8月には、VS.(グラングリーン大阪内)やTAIWAN PLUSなどの会場でも販売予定。詳細は、公式HPにて発表する。
■「We TAIWAN 台湾文化 in 大阪・関西万博」開催概要
名称:We TAIWAN 台湾文化 in 大阪・関西万博
日時:2025年8月2日~8月20日
会場:VS.(グラングリーン大阪内)、大阪市中央公会堂、こども本の森中之島 、中之島エリア他
主催:台湾文化部、台北駐日経済文化代表処台湾文化センター
内容:視覚芸術、舞台芸術、映画、文学、テクノロジー、信仰、工芸、マルシェ、絵本ほか
入場:無料(事前予約制)※6月よりLINEにて予約開始
公式HP:https://wetaiwan.tw/jp
公式SNS:Instagram(https://www.instagram.com/wetaiwan.tw/)
X(https://x.com/wetaiwan_tw)
LINE(https://lin.ee/GwlNGiT)
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