【週間ランキング】Xで話題の「大阪・関西万博」パビリオンを徹底分析!(2025/5/20~26)

BE:FIRST効果凄すぎ! 大阪・関西万博、アメリカ館が大盛り上がり

 開幕から話題が途切れない「大阪・関西万博」パビリオンを、膨大なX解析データから徹底分析。今週も引き続き大屋根リングが話題だが、BE:FIRSTが5月31日にパフォーマンスを行うと発表したことから、アメリカパビリオンの話題が一気に増加した。SNSで、いま最も“熱い”パビリオンランキングだ。

X上で言及されたパビリオン・施設名別投稿数ランキング TOP10

順位 パビリオン・施設名(都道府県名) 話題流通量
投稿数/
アカウント数
男性:
女性比
ポジ:
ネガ比
主な共起語
(その共起語がXでの投稿全体に占める比率)
1 大屋根リング 12,674
70%
30%
25%
6%
ユスリカ(14%)、オランダ国王(13%)、噴水(6%)、イベント(5%)、建築(5%)
2 アメリカパビリオン 8,948
69%
31%
8%
1%
BE:FIRST(47%)、音道楽EXPO(46%)、読売テレビ(45%)、出演(45%)、月の石(36%)
3 イタリアパビリオン 8,394
50%
50%
49%
4%
ファルネーゼのアトラス(17%)、予約(13%)、ミケランジェロ(9%)、ssラツィオ(6%)、待ち時間(5%)
4 スイスパビリオン 5,926
57.%
43%
1%
0%
ハイジ(98%)、カフェ(97%)、パビリオン(1%)、予約(1%)、シャボン玉(1%)
5 バルトパビリオン 4,648
56.%
44%
50%
1%
ミャクミャク(65%)、ラトビア(41%)、盗難(35%)、リトアニア(12%)、手作り(9%)
6 チェコパビリオン 3,249
62%
38%
27%
1%
ビール(25%)、グラス(23%)、圧倒(23%)、カクテル(5%)、ミャクミャク(4%)
7 フランスパビリオン 2,768
52%
48%
41%
3%
クロワッサン(15%)、待ち時間(12%)、行列(11%)、トルクメニスタンパビリオン(11%)、ポルトガルパビリオン(10%)
8 オーストリアパビリオン 2,679
33%
67%
27%
1%
HYDE(71%)、観光(48%)、大統領(40%)、旅行(38%)、面会(38%)
9 英国パビリオン 2,078
48%
52%
42%
1%
可愛い(28%)、パディントン(28%)、文化(20%)、アフタヌーン・ティー(19%)、カレー(17%)
10 トルクメニスタンパビリオン 1,460
59%
41%
61%
2%
フランスパビリオン(20%)、ポルトガルパビリオン(20%)、教科書(19%)、行列(19%)、学び(19%)

BE:FIRSTと月の石で、アメリカパビリオンの話題が急上昇

 1位は先週に引き続き、「大屋根リング」。この週はオランダ国王が大屋根リングを視察したことやそのさりげない様子が注目を集めた。

 2位「アメリカパビリオン」はポスト数8,948件を獲得。5月31日に大阪・関西万博の会場から生中継される音楽番組『音道楽EXPO』中で人気グループ、BE:FIRSTがアメリカパビリオンでパフォーマンスを行うことが発表され、ファンからの注目を集めている。

 また、1970年の大阪万博で熱狂的な人気を集めた「月の石」が今回も展示されており、「55年前に見られなかったので今回こそは見たい」「杖をついたおばあちゃん達が「私ね、55年前、アメリカ館に入れなかったのよ〜。」と嬉しそうに米国館スタッフと話しているのを見て、心にグッとくるものがあった。」などの投稿がシェア・拡散されている。

アメリカパビリオンの目玉展示、「月の石」

 3位は先週から変わらず人気の「イタリアパビリオン」。「ファルネーゼのアトラス」やレオナルド・ダ・ヴィンチの素描、ミケランジェロの彫刻、ティントレットによる「伊東マンショの肖像」など貴重な美術品の数々が展示され、「万博で本物が観られる」と多くの来場者を惹きつけている。

 4位にランクインした「スイスパビリオン」は、名作アニメ『アルプスの少女ハイジ』とのコラボレーションがSNSで爆発的な話題を呼んでいる。

スイスパビリオン内の「アルプスの少女ハイジ」とコラボした展示

 その中でも人気を集めているのはパビリオン内にある「ハイジカフェ」。ラクレットチーズやチーズの盛り合わせ、チーズケーキなどスイスならではのグルメが好評を博している。

「ハイジカフェ」で提供している料理の数々

 そのほか、この週に大きな注目を集めたのは初めてTOP10ランキング入りした、5位の「バルトパビリオン」。このパビリオンはラトビアとリトアニア2国による共同パビリオンだが、注目を集めた理由は意外にも大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」だった。

 バルトパビリオンのエントランスでは同館のキャラクター「バラビちゃん」と一緒にミャクミャクのぬいぐるみが飾られていたが、5月中旬に何者かに持ち去られてしまった。ところが、そのニュースを聞きつけた来場者たちが続々とパビリオンに「ミャクミャク」のぬいぐるみを寄贈。その数は日を追うごとに増え、5月28日の時点で約140体のミャクミャクが寄贈されているという。

 この週はスイスパビリオンの「アルプスの少女ハイジ」とのコラボ、バルトパビリオンの「ミャクミャク盗難に端を発する善意の輪」などが注目を集めていた。

 果たして次週は、どのパビリオンが注目を集めるのか?来週のランキングもお楽しみに。

今回の集計の詳細は以下のとおり。
集計期間:2025年5月20日~26日
解析対象:「大阪・関西万博パビリオン名・施設名」を含むX(旧Twitter)上での投稿
抽出件数:82,419件

 角川アスキー総合研究所は2015年に、東京大学生産技術研究所喜連川・豊田研究室と、アジア圏で唯一ツイートデータの全量を取り扱うことができるNTTデータ、そしてTwitter Japanと共同で「Twitterトレンド解析システム」を開発した。それ以来、当社が持つエンターテインメント用語辞書(300万語以上)に収録されたワードをもとに、日本国内でのエンターテインメント分野に関するツイートを対象にした解析を行っている。

 解析内容としてはツイート内でのワード出現傾向の分析に加えて、ツイートテキストを対象にした投稿者の推定属性情報(NTTデータ提供)や、各種統計データなどを組み合わせた分析などを行っており、報道機関や、企業・自治体等に幅広く活用されている。なお、「X(旧Twitter)トレンド解析システム」によるXのリアルタイムな集計結果は、「ついラン」でも見ることができる。
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