【週間ランキング】Xで話題の「大阪・関西万博」パビリオンを徹底分析!(2025/5/27~6/2)

BE:FIRSTやミャクミャクと並んで万博で話題!? スイス館にある「スの形をしたイス」の発想がヤバい

 日を追うごとに来場者が増加している「大阪・関西万博」を、膨大なX解析データから徹底分析。BE:FIRSTがパフォーマンスを行ったアメリカパビリオンが、今週ついにランキングトップの座を獲得。さらに、意外な理由でポスト数が伸びたパビリオンにも注目してみよう。

順位 スポット名(都道府県名) 話題流通量
投稿数/
アカウント数
男性:
女性比
ポジ:
ネガ比
主な共起語
(その共起語がXでの投稿全体に占める比率)
1 アメリカパビリオン 13,728
45%
55.%
16%
1%
BE:FIRST(83%)、ダンスレッスン(37%)、旅行(36%)、デザート(36%)、アンバサダー(36%)
2 イタリアパビリオン 11,893
61%
39%
27%
4%
未来(31%)、夢洲(29%)、予約(22%)、キリストの埋葬(16%)、カラヴァッジョ(13%)
3 大屋根リング 11,795
65%
35%
48%
3%
パビリオン(11%)、花火(11%)、盆踊り(7%)、噴水(6%)、ギネス世界記録(6%)
4 スイスパビリオン 11,419
50%
50%
3%
0%
ハイジ(84%)、カフェ(84%)、綺麗(11%)、木工(11%)、嬉しい(11%)
5 バルトパビリオン 9,451
55.%
45%
30%
10%
ミャクミャク(80%)、スタッフ(27%)、盗難(27%)、メッセージ(24%)、引越し(24%)
6 TECH WORLD 5,915
73%
27%
94%
0%
半導体(91%)、技術(91%)、購入(91%)、タピオカドリンク(91%)、ウーロン茶(91%)
7 サンマリノパビリオン 3,482
56.%
44%
100%
0%
世界最古(100%)、ユネスコ(100%)、Google(100%)、機能(100%)、世界記憶遺産(100%)
8 大阪ヘルスケアパビリオン 2,458
59%
41%
41%
2%
体験(24%)、住友館(19%)、アトラクション(18%)、イタリアパビリオン(18%)、null2(18%)
9 オーストリアパビリオン 2,333
37%
63%
24%
2%
HYDE(64%)、ツーリズム(38%)、ポストカード(35%)、コラボ(35%)、描き下ろし(33%)
10 null2 2,125
69%
31%
64%
3%
体験(26%)、住友館(21%)、世界観(21%)、イタリアパビリオン(21%)、大阪ヘルスケアパビリオン(21%)

BE:FIRST効果で先週に引き続きアメリカパビリオンが1位

 1位は先週に引き続き、「アメリカパビリオン」。5月31日に大阪・関西万博の会場から生中継される音楽番組『音道楽EXPO』中でBE:FIRSTがアメリカパビリオンでパフォーマンスを行い、大きな注目を集めた。

 さらに、アメリカパビリオンはBE:FIRSTをアメリカパビリオン展示のプライベートツアーに招待。その様子を収めた動画がシェア・拡散されている。

 2位は先週から変わらず人気の「イタリアパビリオン」。「ファルネーゼのアトラス」など貴重な美術品の数々が口コミで人気を集めている。

 また、3位の「大屋根リング」は7月28日に大屋根リングの上で7000名が盆踊りをするという企画「大阪の祭!~EXPO2025 真夏の陣~大屋根リング盆踊り」が発表され、参加者募集のポストが拡散されている。

 4位にランクインした「スイスパビリオン」は、パビリオン内にある「ハイジカフェ」が人気だ。だが、それより何より注目なのは、パビリオン内に設置されている、カタカナの「ス」を象った椅子、通称「スイス」で、これがX上で面白いと話題になっている。

 このイスは2011年にコンテンツ制作会社の株式会社人間が企画し、ROOTS FACTORYが制作したもの。足を組んで座ると、全体のシルエットが「イス」という文字になるのがポイントだという。かねてよりスイスの空港やホテルなど、スイス関連施設への設置を目標としていたが、このほどスイスパビリオンの設備にめでたく採用された。なお、この椅子は一つ15万円で販売も行っている。

 5位「バルトパビリオン」は先週に引き続き、同館に寄贈された約140体の「ミャクミャク」のニューズが注目され、ランクイン。寄贈されたミャクミャクは30日までバルトパビリオンに飾り、その後児童施設などに寄付することが発表されたため、多くの人がミャクミャク大集合の見納めに足を運んでいた。

 この週はアメリカパビリオンを訪問するBE:FIRST、スイスパビリオンの「ス椅子」、バルトパビリオンのミャクミャク大集合が話題を呼んでいた。

 果たして次週は、どのパビリオンが注目を集めるのか?来週のランキングもお楽しみに。

エリアLOVEWalker総編集長・玉置泰紀からひとこと

 大阪の超ユニークな会社、株式会社人間が2011年に作った「スイス」。当時はテレビ番組「スッキリ!!」の小道具として活躍したり、スイス産プロダクト特集の雑誌に間違った形で掲載されるぐらいだったそうだが、大阪・関西万博のスイスパビリオンでビックリの凱旋。人間とは色々仕事をしてきたが、今回の万博では日本中でEXPO酒場を仕掛けたり万博盛り上げに一役買ってきただけに、僕も嬉しい。

今回の集計の詳細は以下のとおり。
集計期間:2025年5月27日~6月2日
解析対象:「大阪・関西万博パビリオン名・施設名」を含むX(旧Twitter)上での投稿
抽出件数:104,327件

 角川アスキー総合研究所は2015年に、東京大学生産技術研究所喜連川・豊田研究室と、アジア圏で唯一ツイートデータの全量を取り扱うことができるNTTデータ、そしてTwitter Japanと共同で「Twitterトレンド解析システム」を開発した。それ以来、当社が持つエンターテインメント用語辞書(300万語以上)に収録されたワードをもとに、日本国内でのエンターテインメント分野に関するツイートを対象にした解析を行っている。

 解析内容としてはツイート内でのワード出現傾向の分析に加えて、ツイートテキストを対象にした投稿者の推定属性情報(NTTデータ提供)や、各種統計データなどを組み合わせた分析などを行っており、報道機関や、企業・自治体等に幅広く活用されている。なお、「X(旧Twitter)トレンド解析システム」によるXのリアルタイムな集計結果は、「ついラン」でも見ることができる。

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