エリアLOVEWalker総編集長・玉置泰紀「大阪・関西万博をブラタマキ」 第9回
大阪・関西万博に混雑を避けて入場したいなら西ゲート直通のシャトルバスが狙い目! 実際に乗ったら便利で楽ちんだったぞ
2025年06月09日 17時00分更新
大阪・関西万博は開幕以来、来場者の数は増え続けている。5月31日には、イベントや花火も重なったこともあり、一般来場者数が16万9923人を記録し、6月に入っても勢いはとどまらない。
2005年の「愛・地球博」の1日平均は11万9000人だったが、後半一気に伸びたこともあり、来場者が増え続ける大阪・関西万博は1日平均15万人ベースも想定される。
特に開業時間の9時から11時ごろにかけて、一日を満喫したい人、会場内予約機で人気パビリオンを予約したい人、予約が不要なパビリオンに早く並びたい人が殺到するため、入場予約時間にも入れないほどの状態になっている。
しかし、東西の入場ゲートは大きく状況が違っている。大阪メトロの駅がある東ゲートに来場者が集中する一方、バスや自家用車(シャトルバス経由)の利用者が使う西ゲートは余裕がある。
万博協会の当初のシミュレーションでは、東ゲートの利用者は全体の6割ほどの想定だったため、実際の利用者数が大きくオーバーしているのだろう。となれば、西ゲートの利用者はその分だけ少ないとも考えられる。
筆者は過去6回の入場が東ゲートからだったので、京阪中之島駅からシャトルバスを使って西ゲートからの入場に挑戦してみた。
シャトルバスは、さまざまな場所から発車している。例えば、新大阪駅→万博会場だと、一部区間が自動運転だったりする。筆者が乗車した京阪中之島駅のほかにも、JR桜島駅やJR大阪駅、近鉄大阪上本町駅、近鉄大阪阿部野橋駅、南海なんば駅、堺東駅、JR尼崎・阪神尼崎駅、大阪(伊丹)空港、関西空港から発車している。
乗車券はKANSAI MaaSでの予約が必要。KANSAI MaaSは、関西地域の主要7鉄道会社(大阪メトロ、近鉄、京阪、南海、JR西日本、阪急、阪神)が共同で開発したモビリティ・アズ・ア・サービス(MaaS)プラットフォームで、大阪・関西万博(2025年4月13日~10月13日)のスムーズな移動をサポートする。
夢洲第1交通ターミナルへのシャトルバスのために、夢洲トンネルや周辺道路にバス専用レーンが整備されている。この専用レーンによって、一般車両の渋滞を回避し、定時運行を確保している。専用レーンは2023〜2024年にかけて整備され、地盤改良(深層混合処理)や高耐久性舗装を採用し、自動運転バス(レベル4相当)のEVバスにも対応している(路面センサー、V2I通信システムを導入)。
筆者が乗車した京阪中之島駅乗り場は、京阪中之島駅の3番出口を出てすぐの場所にあり、リーガロイヤルホテル大阪の前にある。所要予定時間は30分で、13時30分に乗車したが、13時57分頃には万博会場の夢洲第1交通ターミナルに到着した。午前中の8時台から午後は17時台まで乗車時間があり、午前の早い時間は乗客が多いという。
筆者は午後の便だったので、そこそこは埋まっていたが、満席ではなかった。また、利用日の3ヵ月前10時から各利用便発車時刻の10分前まで発売しており、筆者は現場で確認をして、発射の20分前ぐらいに予約を確定した。
なお、受付の人がいるので、聞いてみれば事前の予約でなくとも、その場で予約をして乗れることはあるかもしれない。いずれにしても、支払いはキャッシュレスのみという点には注意。
料金は京阪中之島駅発で片道1000円(乗車場所によって料金は変わる)。確実に西ゲートに行けることを考えるとバスも交通手段として魅力的だと感じた。
夢洲第1交通ターミナルには多くのバスが停車していて、西ゲートが目の前で、スムーズに会場に入れる。西ゲートからだと、GUNDAM NEXT FUTURE PAVILIONやPASONA NATUREVERSE、よしもとWaraii myraii館、イタリアパビリオン、インドパビリオン、サウジアラビアパビリオンが近いのも魅力だ。
エリアLOVE WALKERの最新情報を購読しよう