魅力的な地域を目指す多彩な商店街のアピールチャンス! 「地域にかがやく わがまち商店街表彰2026」募集開始

2025年10月01日 12時00分更新

「地域にかがやく わがまち商店街表彰2024」表彰式の様子。全国10の商店街を齋藤健前経済産業大臣が表彰しました(2024年7月)

 全国にたくさんある商店街。近年は町を盛り上げようと、地元の食材にこだわった店から店主の趣味を打ち出したショップまで、バラエティ豊かな店舗が軒を連ねるようになりました。また地元の観光名所を絡めたオリジナルイベントを開催するなど、多彩な取り組みが行われています。

 そうした、来街者を呼び込んだり、町の魅力向上につながる取り組みを行っている商店街を表彰する「地域にかがやく わがまち商店街表彰2026」の募集が10月1日(水)から始まりました。

 昨年実施した「地域にかがやく わがまち商店街表彰2024」では、異業種・異分野・異世代の交流による地域活性化を図った「安芸本町商店街振興組合」(高知県安芸市)や、住みやすく住民が楽しめる町づくりを行った「宇宿商店街振興組合」(鹿児島県鹿児島市)など、全国の10の商店街が受賞。どの商店街でも、趣向を凝らした取り組みによって、魅力的な町づくりが行われています。

 そんな中から、現在もにぎわいを見せる人気の商店街を2つご紹介。どちらも旅先として町歩きを楽しみたい場所です!

商店街を含むエリア全体が道の駅!
「やかげまるごと商店街振興会」

 まず一つ目は、旧⼭陽道の宿場町として、全国でも唯⼀本陣と脇本陣が現存する貴重な町並みを有する「矢掛商店街」(岡山県矢掛町)。歴史的な町並みをいかし、風情ある地域全体を“まるごと道の駅”として整備しています。メインとなる施設では物販や飲食を提供せず、観光情報や、物産品の紹介コーナーなどを設けて “町の入口”としての役割に特化。来街者は、この施設を出発点に商店街を含む周辺エリアを散策し、観光名所を巡ったり、地元の名物を堪能したりと、地域をまるごと楽しめる工夫がされています。

約50年にわたり開催されている「大名行列」。住民も参加し、地域全体で町を盛り上げている

2021年3月にオープンした道の駅「⼭陽道やかげ宿」。あくまで町の「入口」の役割を担い、飲食や物販は、商店街やその周辺を回遊しながら楽しむ町づくりを進めている

個性的なお店が次々出店!
イベントも多く開催する「福知山駅正面通商店街振興組合」

 そしてもう一つは、“裏京都”をコンセプトに町づくりを行っている「福知⼭駅正⾯通商店街」(京都府福知山市)。大型施設が閉店し空き店舗が目立つなかで、若手事業者が集まって設立された民間の「福知⼭フロント株式会社」が中心となり、町の再生事業を推進。約9年間で、新たに24店舗が出店し、にぎわいを取り戻している注目のスポットです。スタイリッシュな空間で、京都の食材を使った肉料理とお酒が楽しめる「ku-nel」、ポップでかわいい外観とアメリカンテイストなケーキやお菓子が並ぶ「Captain T’s」など個性的な店がそろいます。また、ファミリー層向けの夜店や飲⾷ブースが並ぶ「サタデーズナイト」のほか、市内の飲食店や生産者が出店する「ファーマーズテーブルズ」など、さまざまなイベントも開催しています。町中に、“こんな素敵なところがあったんだ”という発見もあって、何度でも足を運びたくなる商店街に成長しています。

福知山駅近くで、本格的な肉料理が楽しめる「ku-nel」。丹波牛、京都ぽーく、丹波地どりなど、地元の食材にこだわるメニューの数々が評判

店舗や訪れる人が増えることで、さらに魅力的なお店が増えていく好循環が生まれている

ファーマーズテーブルズ開催時の様子。日ごろ商店街に足を運ばない人も訪れ、いまでは、1日約8,000人も来場する

 過疎化や建物の老朽化などの話題が取りざたされることの多い商店街ですが、創意工夫で活性化している商店街は全国にたくさんあります。そして今、新しい取り組みを行っている商店街も全国には数多くあるはず!

 「―わがまち表彰2026」で活動や成果をアピールすることで、より一層注目を浴びるチャンスになるかもしれません。地域に根差した取り組みを行い、地元を盛り上げている商店街の皆さん、ぜひ応募してみてはいかがでしょうか。


地域にかがやく わがまち商店街表彰2026
スケジュール、募集期間:
 募集期間:令和7年10月1日(水)~令和7年11月28日(金)
 表彰式(結果公表) :令和8年7月中旬頃(予定)
URL:https://www.chusho.meti.go.jp/shogyo/shogyo/award/2026/index.html

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