立川競輪場のリニューアルが完了! 地元選手3名が案内する“聖地”の魅力
2025年12月25日 18時00分更新
1951年の開設から74年、“競輪の聖地”として親しまれてきた「立川競輪場」が、約2年超にわたる大規模改修を経てリニューアル。木目調のモダンなゲートをくぐれば、子どもから大人まで楽しめる、開放的で明るい空間に生まれ変わりました。
2026年の幕開けを飾るビッグレース「鳳凰賞典レース」を前に、立川競輪場を「ホームバンク」とする地元選手たちが、新しくなった競輪場の見どころをナビゲートします!
今回案内してくれる「チーム立川」の3選手
●星野しほ(ほしの・しほ)選手=2000年生まれ。山崎選手の弟子。中学・高校の先輩が競輪選手としてプロ野球の始球式に立つ姿に憧れ、この世界へ。
●山崎充央(やまざき・みちてる)選手=1974年生まれ。通算300勝を達成した“たちかわ競輪”の頼れるリーダー。若手指導にも情熱を注ぐ。
●増茂るるこ(ましも・るるこ)選手=1991年生まれ。ガールズケイリン1期生のベテラン。ラッキーカラーの白と定番の赤を組み合わせた「赤白カラー」の自転車に乗る。
「入りやすさ」がアップ! 家族で遊べる明るい空間へ
リニューアルの目玉は、「メインゲート」。木目調のオシャレなデザインに一新され、訪れる人を明るく迎えてくれます。
場内には広々としたイベントステージが整備されたほか、キッズルームやおむつ交換室も完備。大きなレース開催時にはお笑いライブや自転車体験など、エンタメ要素も満載です。50代で現役を続け、若手の指導にもあたる山崎選手も、生まれ変わったホームバンクに太鼓判を押します。
「2年超の改修を経て、明るい空間に生まれ変わりました。きれいになった施設でイベントも楽しみ、プロの迫力を肌で感じる。そんな新しくなった立川競輪場へ、ぜひ遊びに来てください!」(山崎選手)
入場料は無料。お散歩感覚で気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか。
時速70kmのド迫力! 「風」を読むプロの技を体感せよ
もちろん、競輪ならではの興奮も見逃せません。バンク(走路)と観客席の距離が近く、タイヤの音や風圧を全身で感じることができます。
単純なスピード勝負だけではないのが、競輪の奥深いところ。ガールズケイリン1期生の増茂るるこ選手も、立川ならではの「読み合い」をポイントに挙げます。
「競輪は脚力に加え、風や位置取りを読む『知性』も試されるスポーツ。特に風が強い立川バンクはその読み合いが激しく、終盤の逆転劇が見どころです。男子は時速70kmで走ることもあります。その迫力をぜひ生で体感してください!」(増茂選手)
テレビやスマホの画面越しでは伝わらない、ヒリヒリするような勝負の熱気。増茂選手は、レースがない日は自らキッチンカーに立ち、ベビーカステラを焼いているという意外な一面も。厳しい勝負の世界とは一味違う、こうした選手たちの素顔やアットホームな雰囲気も魅力です。
走る力が街の力に。地元選手たちの「たちかわ愛」
立川競輪場をホームバンクとする地元選手たちは、レースに出場するだけでなく、地域との関わりをとても大切にしています。山崎選手の弟子でもある星野選手は、練習仲間とともに、レースごとの積立金で市内の保育園へ絵本や自転車を寄贈しています。
「私が所属する練習グループでは、メンバーがレースごとに1人500円を積み立てています。贈る絵本を1冊ずつ選び、子どもたちの笑顔に触れる交流は私にとって大切な時間です」(星野選手)
また、選手たちは立川駅南口でのゴミ拾い活動を行うなど、街の環境美化にも協力しています。
競輪は、地域を支える「公営競技」。収益の一部は市の財源となり、市民の生活に広く役立てられています。たちかわ競輪開設以来、これまでに1,300億円以上が市の財源となり、市民体育館や図書館の建設、ごみ処理施設や立川駅前の整備に活用されるなど、まちづくりを力強く支えています。
2026年の“運試し”は立川から!「鳳凰賞典レース」開催
2026年1月4日(日)から7日(水)までの4日間、開設74周年記念「鳳凰賞典レース(GIII)」が開催されます。今年度のたちかわ競輪で最高グレードとなるこのレースには、全選手中で9人しかいないトップランク「S級S班」の選手も複数参戦予定。新しくなった施設でイベントを楽しみながら、プロの走りを間近で体感してみませんか。ぜひこの機会に、立川競輪場へ足を運んでみてください。
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