わが家らしい暮らし方「里親」という選択 【市報あまがさき10月号より】

2026年10月01日 12時00分更新

文● エリアLOVEWalker
提供: 尼崎市秘書室広報課

10月は里親月間です。さまざまな事情により家族と離れて暮らす子どもを、家庭に迎え入れて育てる「里親」。子どもたちのための大切な制度について、一人ひとりができることを考えてみませんか。

里親制度とは?

社会的養護が必要な子どもを里親の家庭に迎え、温かい愛情と正しい理解をもって育てることにより、子どもの健やかな成長を図るものです。「社会的養護」とは保護者から適切な養育を受けられない子どもを社会全体で育てることをいいます。この制度は里親のためのものではなく、あくまでも家庭を必要とする子どもたちのための制度です。

なぜ里親が必要なの?

子どもたちの成長には、特定の大人との間で築かれる「愛着関係」が重要です。24時間生活を共にする里親家庭で子どもの小さな変化に気付き一人ひとりに寄り添って愛情深くサポートすることが、子どもたちの成長につながります。

尼崎市では、どれくらい里親がいるの?

<尼崎市の現状>

社会的養護の下で生活している子どもの人数 …204人(市外を含む)

里親と暮らしている子どもの人数  …17人

里親登録の世帯数 … 56世帯

※令和8(2026)年7月31日時点

市外にも里親と暮らす子どもたちがおり、子どもたちの状況に合わせて里親とのマッチングを行うことからも、まだまだ多くの市内の里親が必要です。

里親の種類は大きく4種類

 1.養育里親

家族と一緒に暮らせない子どもを一定期間養育します。養育の期間は数日から数年とさまざまです。

<養育里親の中には、こんなかたちも!>

■季節・週末里親…児童養護施設で暮らす子どもを、夏季・冬季のまとまった期間や週末などに預かります。

■ショートステイ里親…育児疲れや病気、冠婚葬祭などで一時的に養育が困難となった子どもを、原則7日以内で預かります。

2.養子縁組里親

養子縁組によって子どもの養親となります(戸籍上の親子関係が成立します)。ショートステイ里親として子どもを受け入れることも可能です。

3.親族里親

親族の死亡などにより養育できる人がいない場合、祖父母など親族が子どもを養育します。

4.専門里親

養育里親が必要な研修を受講し、専門的なケアや特別な支援が必要な子どもを養育します。

尼崎市の里親支援センターすてっぷの石田さんに、里親のアレコレ聞きました

「里親と聞くと養子縁組をイメージする人が多いかもしれませんが、本市では子どもが安心できる場所の提供や親子支援といった温かい思いで里親になる方もたくさんいます。

「自分にできるか分からない」「まだ迷っている」という段階でも大丈夫です。どんな疑問も不安も私たちにぶつけてみてください。子どもたちのための制度なので簡単なことばかりではありませんが、制度を知ればあなたにできる関わり方が見つかるかもしれません。子どもたちに真に必要な環境とは何かを私たちも考えながら、家族の新しいスタートをサポートしていきます。」

 

<よくある質問>

Qいつでも相談できますか?

A当センターでは24時間365日、電話での相談を受け付けています。また、里親同士の交流会では、同じ立場だからこそ気軽に相談したり体験を聞いたりできます。

Q共働きや独身でもなれますか?

A可能です。大切なのは子どもを安全に迎え入れられるかどうかです。どのような関わり方ができそうか、一緒に考えます。

Q子育て経験がなくてもなれますか?

A問題ありません。研修や実習を通して、必要な知識や考え方を学ぶことができます。

Q家の広さや環境に条件はありますか?

A年齢によっては個室の用意をお願いすることがありますが、基本的に条件はありません。

Q別な資格が必要ですか?

A必要ありません。要件はありますが、理解や熱意、子どもに対する愛情があれば誰でもできます。

「市報あまがさき10月号」では、里親になるためのステップや、里親の皆さんへのインタビューも掲載。

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