りんごスイーツを食べるたび、憧れの真田幸村公に「姫」と呼ばれる幸せを思い出せる【上田市の旅#1ー城下町編】

城下町ストリートで信州味噌ラーメンを食す

 お次は上田城跡公園から徒歩約10分ほどの場所にある「柳町」に向かいます。柳町は、古くからの城下町の風情を残した、信州上田の名物・銘品を扱う店舗が並ぶストリートです。こちらでお昼ご飯としましょう。

風情がありすぎる柳町

左が「柳町食堂」、右がスイーツのテイクアウト「柳町屋[Co.LABO.shop]」。入り口はそれぞれありますが、中はつながっています

 ここ柳町で、上田城下町観光協会の事務局長である池松勇樹さんが店主を務める「柳町食堂」と「柳町屋Co.LABO.shop」を訪れました。上田の観光ブランディングに深く関わってきた池松さんの熱意は自らが開発するメニューにも反映されています。

 柳町食堂では、地元の食材を活かした「信州味噌中華そば」(1000円)や「信州味噌ヒレカツ丼」(1350円)が看板メニュー。どちらかに決められず、両方食べられる、「信州味噌中華そば」と「ハーフ味噌カツ丼」のセットにしました。これが大正解! 信州味噌中華そばは、東京で食べる味噌ラーメンよりもあっさりとして、ぺろっと食べられました。カツ丼はカツが柔らかくて、ソースが甘めでおいしかった! カツ丼が普通サイズのセットにしてもよかったかも……次回はそうします。

「信州味噌中華そば」と「ハーフ味噌カツ丼」のセット1650円

観光協会事務局長が開発する「りんごスイーツ」

 「柳町屋Co.LABO.shop」で販売されるスイーツの主役はりんご。池松さんは、色や形が悪く市場に出しづらい規格外のりんごを「真田レッドアップル」と名付け、りんご農家を応援する活動を展開しています。最初に売り出した「アップルたまごタルト」は要冷蔵で消費期限が翌日のため、常温で持ち歩ける商品を売ってほしいというお客さんの声で「パンケーキみたいなりんごのどら焼き」「りんごの最中」「アップル焼きドーナツ」などを次々開発したのだそうです。

サクサクのパイ生地「アップルたまごタルト」350円

オーナーの池松勇樹さんは上田城下町観光協会の事務局長でもあり、柳町のガイドも引き受けているそう

「柳町屋[Co.LABO.shop]」で売っているりんごのスイーツ

 いちばん売れているという「パンケーキみたいなりんごのどら焼き」(350円)は、なんと水不使用! りんご果汁100%で生地を作り、砂糖の尖った甘さをまろやかにしているそう。また、甘さを引き立てるために、生地に信州味噌を練り込んでいます。味噌のまろやかな塩分がリンゴの甘さと絶妙に合うんですね。池松さんオススメの食べ方は、レンジで15?20秒温めて、バニラアイスを添えて。実際やってみましたが、カフェで出てくるスイーツみたいでした。

「パンケーキみたいなりんごのどら焼き」を温めるとフワフワに

 池松さんのコンセプトは「お菓子屋さんではなく、りんご農家のお菓子部門」。どうりでどれを食べてもりんごをゴロッと感じるんですね!

 私は普段甘いものをそれほど食べないのですが、「りんごのどら焼き」も「りんごの最中」も「アップル焼きドーナツ」も本当においしかったです。共通するのは、本当にりんごが美味しいこと。加工された不自然な甘さではなく、りんごの甘みをしっかりと感じられました。

生地がしっとりの「アップル焼きドーナツ」300円

白あんを使った「りんごの最中」300円

DATA
柳町食堂
住所:長野県上田市中央4-7-30
アクセス:JR上田駅より徒歩で約18分
HP:https://www.facebook.com/events/1293795357926182/?ref=newsfeed

柳町屋[Co.LABO.shop]
HP:https://yanagimachiya.u-brand.jp/

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