選択肢は一つじゃない、尼崎市にある自分に合った多様な学びの場【市報あまがさき8月号より】

2026年08月03日 12時00分更新

文● エリアLOVEWalker
提供: 尼崎市秘書室広報課

子どもを取り巻く社会や生活の環境が大きく変化する中で、一つの環境になじみにくいと感じる子どもたちもいます。尼崎市では、子どもたちのさまざまな感情や意思を大切にし、一人ひとりに合うように多様な学びの場を用意しています。今回は多様な学びの場から3カ所をピックアップしてご紹介します。

2026年4月1日開校! 学びの多様化学校「尼崎琴葉中学校」

2026年4月1日、「子ども中心の視点に立ち、地域や社会、未来とのつながりの中、一人ひとりが最大限に心身ともに健やかで自分らしく学べる場所」を目指して、尼崎琴葉中学校を開校しました。県内初の独立した一つの学校として設置する形態(学校型・本校型)で、通常の中学校よりもスタッフを多く配置し、生徒のペースを考えたゆとりと特色のある学びを中心に、多様な職種のスタッフが対話を通して生徒一人ひとりの意思決定を尊重する新しい中学校です。

居心地の良さを追求した新校舎

教室では机を自由に移動させて授業を受けることができる

ビーズクッションやハンモック風のいすなどに座って思い思いに過ごせるサポートエリア

丸みを帯びた広いカウンターで、お互いの姿が見えやすいよう設計されたスタッフルーム

スタッフの柿白先生は、「生徒の安心と安全への配慮はもちろん、言葉遣いや声の大きさ、目線や声掛けのタイミングに気を付けています。また、生徒が自ら考えたり、苦手なことと向き合ったりする時間を設けるとともに、本人のもっと知りたいという気持ちを大切にしています。生徒たちが尼崎琴葉を卒業した後、自信を持ってそれぞれの進路へ進んでいくことができるように、精いっぱいサポートしていきます」と、温かいまなざしで語ってくれました。

学校内でホッとできる居場所「校内サポートルーム・エリア」

自分の教室に入りづらい子どもたちが、安心して過ごすことができる校内の居場所として整備を進めています。今年度中に市内すべての市立小・中学校へ設置を完了する予定です。

勉強だけでなく、さまざまな活動ができる

スタッフの尾方さんは「子どもたちと接する上で大切にしているのは、『おはよう』の時の様子。声でその日のエネルギー度が何となく伝わってくるし、うなずくだけの子やマスクをしている子も動作や目から表情が読み取れます。ルーム内で子どもたちが頑張ったことは素直に全力で褒めたい。好きなことに夢中になっている時は目がとてもキラキラしていて、何よりいきいきしています。しんどくなるのはみんなにあり得ること。自分の感情を大切にして、素直に感じてください。ありのままのあなたで大丈夫です」と優しく微笑みます。

学習面でも生活面でも寄り添う「ほっとすてっぷ」

個別の相談や基礎学力の補充、集団での活動などをサポートします。市内に3カ所展開しています。

週に1回、お昼からでも通える

「私たちスタッフは児童生徒に対するさまざまなアプローチと距離感を大切にし、保護者の皆さんの不安を取り除くことにも力を入れています。また施設には常駐の心理士のほかに、かつて児童生徒たちと同じ悩みを経験した学生のスタッフもおり、一番近い目線でサポートできる存在として子どもたちと接しています。学習だけでなく、一緒にゲームをしたりして和気あいあいとした雰囲気で活動しています。ご家庭で悩まないで、まずは見学にお越しください。安心していただけるようにニーズに合わせてご説明します」と、スタッフの向谷さん。一人ひとりに寄り添おうとする熱い想いが伝わってきます。

他にもあまがさきの学びの場はこんなにたくさん!

放課後や休日にも気軽に立ち寄れる自由なスペースや、集中して勉強したいときに使える地域の自習室「サテライト教室」、経済面のサポートも受けられる民間のフリースクールのほか、家庭に大学生や社会人のボランティアスタッフが訪問し、おしゃべりや散歩など子どもに寄り添った活動を行う「ハートフルフレンド」など、尼崎市ではさまざまな選択肢から自分に合ったものを見つけることができます。

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