エリアLOVEWalker総編集長・玉置泰紀のアート散歩 第21回

“葬送のフリーレン。私の嫌いな天才だ。” 池袋・サンシャインシティで始まる「アニメ 葬送のフリーレン展 ~冒険の終わりから始まる物語~」の内覧に行ってきたぞ!

 池袋・サンシャインシティ(東京・池袋)では、企画展「アニメ 葬送のフリーレン展 ~冒険の終わりから始まる物語~」を2024年4月25日から5月12日まで開催する。この企画展では、フリーレンやその仲間と共に、旅の数々を追体験する事が出来る。勇者一行との別れや新たな仲間との旅路、因縁の魔族との対決、一級魔法使い試験の試練など、流れに沿って楽しめる。筆者も大ファンで、漫画もアニメも何回見たか分からないぐらいで、早速、内覧会に駆けつけた。もちろん、ミミックにも食べられたぞ。

会場入り口のビジュアル

入り口にはフリーレンとフェルンの杖、シュタルクの斧が用意してあり、これらを持って撮影ができる。フリーレンの杖を選んだ。結構、重い

「暗いよー!」「怖いよー!」でお馴染みの、ミミックにフリーレンが食べられるシーンもフォトスポットで体験できる。筆者もさっそく捕まった

 『葬送のフリーレン』は、山田鐘人(原作)、アベツカサ(作画)による漫画で、『週刊少年サンデー』(小学館)の2020年22・23合併号より連載中。アニメは、2023年9月から2024年3月まで、日本テレビ系列ほかにて連続2クールで放送された。制作はマッドハウスで、監督は齋藤圭一郎。『ぼっち・ざ・ろっく!』で注目を集めた。

 物語は、魔王討伐を成し遂げた勇者ヒンメル、僧侶ハイター、戦士アイゼン、魔法使いフリーレンの4人のパーティーの、その後の話から始まる。長命種のエルフであるフリーレンにとって、人間であるヒンメルとハイターの寿命は短い。50年後、すっかり年老いたヒンメルと再会したフリーレンは、ハイターやアイゼンと共に、流星群を観賞するが、まもなくヒンメルは亡くなり、葬儀でフリーレンはヒンメルについて何も知らず、知ろうともしなかったことに気付いて涙する。そして、フリーレンは、人間を知るために旅に出る。

 20年後に、フリーレンは、ハイターを訪ね、魔導書の解読と戦災孤児の少女フェルンを弟子にすることを依頼される。4年後に魔導書の解読を終えたフリーレンと、一人前の魔法使いに成長したフェルンは、ハイターの最期を看取ったあとに諸国をめぐる旅に出る。そして…。

 会場は時系列で展開するので、まさにアニメをもう一度体験するかのよう。アイゼンの弟子である戦士シュタルクや、僧侶ザインとの出会いや、断頭台のアウラなど、魔族との戦いが描かれ、更には、北部高原へ行くために一級魔法使いが必要になり、魔法都市オイサーストで3年に一度開かれる一級魔法使い試験編までが展示される。

 旅路(会場構成)は以下の通り。

オープニング~プロローグ~第1章「新たな冒険の始まり」~第2章「葬送のフリーレン」~第3章「僧侶と鏡蓮華」~第4章「一級魔法使い試験」~グッズショップ

【プロローグ】

 オープニングのムービーに続いて、旅の始まりまでがまとめられている。

 “魔王を倒し王都へ凱旋した勇者ヒンメル一行。各々が冒険した10年を振り返りながらこれからの人生に想いを馳せる中、エルフのフリーレンは感慨にふけることもなく、また魔法探求へと旅立っていく。50年後、皆との約束のためフリーレンは再び王都へ。その再会をきっかけに、彼女は新たな旅へと向かうことに―。

 半世紀(エーラ)流星が広がる空間で、ヒンメル達との旅を振り返るエリアです。”

公式より

【第1章「新たな冒険の始まり」】

 “ヒンメルの死後、「私はもっと人間を知ろうと思う。」と、再び旅に出たフリーレン。共に魔王を倒した僧侶・ハイターと共に暮らし、後にフリーレンの弟子となるフェルンや、同じくかつての仲間である戦士・アイゼンの弟子であるシュタルクらとの出会いを振り返るエリアです。ヒンメルの故郷の花・蒼月草に取り囲まれたヒンメル像のフォトスポットも!”

公式より

【第2章「葬送のフリーレン」】

 写真では紹介できないが、アウラとフリーレンの天秤を巡る争いは映像を交えて紹介されている。

 “人を欺き捕食する魔族と対峙するフリーレン一行。魔王直属の“七崩賢”のひとりで、“断頭台のアウラ”の異名を持つ魔族・アウラらとの戦闘を映像演出にて振り返るエリアです。フリーレンが“葬送のフリーレン”と呼ばれる由縁は―。”

公式より

【第3章「僧侶と鏡蓮華」】

 “途中パーティーの一員として加わる僧侶・ザインをはじめ、武道僧(モンク)・クラフト、ドワーフの戦士・フォル爺など個性豊かなキャラクターたちとの出会いを振り返るエリアです。

 また、フリーレンとヒンメルの素敵な思い出が、カラーオブジェと共にフォトスポットに!”

公式より

 ザインとフリーレンたちのコミカルなやり取りや、フェルンとシュタルクのむずきゅんな恋模様も。

【第4章「一級魔法使い試験」】

 写真で紹介はできないが、大型スクリーンで、複製フリーレンと戦うフリーレンとフェルンの戦いの映像は、ライティングなどを使って迫力を増した演出に。

 “魔法都市オイサーストでフリーレンとフェルンが臨んだ一級魔法使い試験のエピソードを振り返るエリア。試験に参加した個性豊かな魔法使いと共に、二次試験の舞台“零落の王墓”を進み、最深部を目指そう!”

公式より

 三次試験は、大魔法使いゼーリエの面接に。試験が終わって、旅に出るところでアニメは終わっている。

【グッズショップ】

 ミミック型ボックスのプリントクッキーやキャラクターステッカー、アクリルスタンドなど、会場のみで買えるグッズも充実している。

【旅する魔法ラリー】

 会場の中で5つのクイズに答えると、特製のポストカードが貰える(貰えるカードは選べない)。筆者は無事クイズに正解して戦士アイゼンをゲットした。

【音声ガイド】

 フリーレン(キャスト:種﨑敦美)の回顧談が聞ける音声ガイド。全13トラック。イベント会場で購入(700円)。

 以下は、公式より注意。

※音声ガイドの視聴はお客様ご自身のスマートフォンをご利用いただきます。
※別途通信料(お客様負担)がかかります。
※イヤフォンまたはヘッドフォンのご利用を推奨しております。
※会場での貸し出しはございませんのでご持参ください。
※インターネットが使えない環境ではご利用いただくことができません。
※通信料はお客様 負担となりますので、予めご了承ください。
※スマートフォンのレンタルは行っておりません。
※スマートフォン及びBluetoothイヤホンの充電はできません。
※鑑賞中に充電が切れてしまった場合、返金できませんので、バッテリー残量をご確認の上、ご来場ください。
※1台の購入で複数端末で聞くことはできません。会場外ではお楽しみいただけません。
※ご入場後の購入はできません。
※言語は日本語のみです。

■開催概要

開催期間:2024年4月25日~5月12日
開催時間:10:00~19:00
開催場所:サンシャインシティ・展示ホールC(東京都豊島区東池袋3丁目1)
料金:【当日券】大人2,000円 小学生1,500円 ※小学生以下無料
   【特典付き当日券】大人3,800円 小学生3,300円
主催:「アニメ 葬送のフリーレン展」製作委員会
公式サイト:https://frieren-anime-ten.jp/

©山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

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