つなぐ旅編集部が実際に東日本の市町村を訪れて、「ワクワクする」シーンを体験レポート。今回は北海道小樽市の旅の様子をお届けします!
観光客向けの豪華で立派な海鮮料理もいいけれど、せっかくなら「地元の人に愛される」グルメが食べたいところ。地元の人がランチや宴会で訪れるというお店でお寿司ランチに舌鼓を打ち、同じく地元の人に長年愛されている喫茶店でスイーツを楽しんできました!
(観光編はこちらから)
ほんとにこの値段で合ってる?絶品お寿司ランチ
小樽市グルメといえば新鮮な魚介を使ったお寿司! あちこちにお寿司屋さんがあってどのお店にするか迷ってしまうところですが、今回は舌が肥えている地元の人も通うお店に行きたい!ということで、「聖徳太子 飛鳥店」に向かいました。小樽駅から10分程度歩いた、スナックや飲み屋が建ち並ぶエリアの一角にあります。
店内では地元の方と思われるお客さん数組がランチ中。訪れたのは13時半頃でしたが、私が滞在している間も数組のお客さんが入ってきて、普段使いされていることが分かります。この日の日替わり定食はサンマ焼きということで焼き魚好きの私は悩みつつ、ここはやはりお寿司だろうということで「寿司セット」をオーダーしました。そして出てきたのがこちら!
きれいなマグロに脂ののったサーモン、繊維を感じないほど口当たりやわらかなホタテ…それらが硬めに炊かれたシャリと合わさって、口の中でほどけます。もう何個でも食べられちゃいそう! これで1,500円ってマジ!?
お店は千葉晃久さんと修子さんのご夫婦で経営しています。「魚介はできるだけ小樽近海のものを使うようにしています。ランチは今食べていただいている寿司セットが人気で、“今日はお寿司が食べたくて”というサラリーマンの方など、地元の方が多いですね」と修子さん。小樽市はウニで有名な積丹半島が近いこともあって、ウニ料理もおすすめだそう。「夜だとウニ丼も人気ですよ。ムラサキウニを使った『生うに丼白』と、バフンウニを使った『生うに丼赤』があるんです」(修子さん)。うわー、食べたい!
お店は1989年に晃久さんがオープン。「かつて1,000円札に使われていた聖徳太子のように、忘れられない、みんなの記憶に残る店でありたい」という思いから名付けたのだそう。夜も宴会や夕食の場として地元の人が多く利用しているそうで、愛されていることが分かります。一度食べれば絶対に忘れないコスパ最強のお店ですよ!
聖徳太子 飛鳥店
住所:北海道小樽市花園1-12-21
定休日:火曜
HP:なし
アクセス:JR小樽駅から徒歩10分
まもなく創業100年!老舗洋菓子店の愛されスイーツ
おなかも膨れて、ちょっと甘いものが食べたいな…。そんな時におすすめなのが「洋菓子・喫茶 あまとう」です。今でこそルタオなど小樽市を代表する洋菓子店がありますが、あまとうはそれよりも前から地元の人たちに親しまれているお店なんです。
スタッフの増田真由美さんが「1929年創業なので、今年で97年目になります。『ぱんじゅう』というパンとおまんじゅうの間のようなお菓子の販売と食堂から始まって、洋菓子専門店になりました」と教えてくれました。
そんなあまとうの看板スイーツが1960年に誕生した「マロンコロン」。3枚重ねのサブレにチョコレートがコーティングされていて、サクサク、ザクザクとした食感がやみつきになります。マロンコロンを箱で購入していくビジネスマンの方もいて、手土産などにも使われているようです。
テイクアウトもいいですが、せっかくなら喫茶の利用がおすすめ。布張りのソファーなどがあって、レトロな設えがいい感じなんです。
「おばあちゃんと娘さんとお孫さんの3世代で利用される方も多いですよ」と増田さん。実際、学生からお年寄りまで幅広い年代の方が喫茶で過ごしていて、地元の人に愛されていることが伝わってきました。
喫茶メニューのおすすめは、3人に1人は頼むという「クリームぜんざい」。卵を使わずに牛乳と生クリームで作る自家製アイスクリームはミルキーで、まるでソフトクリームのようになめらかな口当たり。もちもちの求肥と甘さ控えめの粒あんがたっぷりで、いくらでも食べられます。おなかがいっぱいだったのでSサイズをオーダーしましたが、レギュラーサイズでも良かったかも…と後悔しました。
洋菓子・喫茶 あまとう
住所:北海道小樽市稲穂2-16-18 小樽都通り商店街内
定休日:水曜、木曜
HP:https://otaru-amato.com/
アクセス:JR小樽駅より徒歩6分
小樽のみなさんは舌が肥えてて超親切
地元の人に愛されているお店は味はもちろん佇まいやお値段もいい感じ。何より、「小樽に住んでいる人が教えてくれたんだから間違いない」という信頼感が、さらにグルメの味を底上げしてくれたように思います。おいしい居酒屋やザンギのお店も教えてもらったので、また食べに行かなくっちゃ!
(観光編はこちらから)
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