エリアLOVEWalker総編集長・玉置泰紀の「チャレンジャー・インタビュー」番外編

「ところざわサクラタウン」(埼玉県)でニコ生やアート、熊手、eスポーツなどてんこ盛りで文化祭やるぞ

 ところざわサクラタウン(埼玉県・東所沢)が、開業2周年記念イベントとして『武蔵野回廊文化祭 powered by ニコニコ』を2022年11月12日・13日に開催する。同『文化祭』は、各施設のイベントはもちろん、ドワンゴによる地域参加型イベント「ニコニコ町会議2022 特別版」、同施設が根差す地元のエリア「武蔵野」の自然や伝統文化をテーマにした地元連動アート企画などを同時開催し、文化・芸術の力で所沢を盛り上げる。

 ところざわサクラタウンは、コロナ禍で開業が遅れたが、2020年11月6日にグランドオープン。日本のポップカルチャーの発信地として、アニメ、コミック、アート、文芸、音楽、食、スポーツなど様々な文化・芸術・体験イベントを開催してきた。

 同施設は、株式会社KADOKAWAのオフィスや流通拠点だが、体験型ホテル(EJアニメホテル)やショップ(ダ・ヴィンチストア)、レストラン(角川食堂)といった商業施設を持ち、美術館、図書館、博物館が融合した石の多面体が特徴的な外観の「角川武蔵野ミュージアム」も人気だ。累計来場者数はまもなく200万人に到達する見込み。実は、筆者も、同施設の運営業務に携わっていて、当日も取材で駆けつける。

『文化祭』では、3年ぶりの「ニコニコ町会議」が復活し、「踊ってみた」「歌ってみた」や音楽ライブ、俳句・短歌バトルなどなどで楽しめる

 『文化祭』の大きな軸になる「ニコニコ町会議2022 特別版」は、ドワンゴが全国各地で展開してきた地域密着ツアーイベントの最新版。ユーザー参加企画「踊ってみた」を屋外スペースで行うほか、ホールで「歌ってみた」を展開、音楽ライブ、俳句・短歌バトルなど、様々なステージイベントを開催する。

 地元連動アート企画としては、所沢の老舗企業で、熊手の出荷数日本一を誇る、株式会社面亀(めんかめ)による熊手制作ワークショップや、現代アーティストの原倫太郎+原游が、瀬戸内国際芸術祭などでも話題になった卓球台アートに“武蔵野”モチーフのイラストを施した「武蔵野ピンポンフィールド」が登場。ピンポンは展示されるだけでなく実際に遊べる。

 このほかにも、eスポーツ体験イベントや、地元の子どもたちによる「KIDS DANCE テラス」、キッチンカー出店、記念グッズ販売など企画がてんこ盛りで、期間中はまさに学校の『文化祭』のような雰囲気で盛り上がっていく。

『文化祭』が展開される「ところざわサクラタウン」

【「ニコニコ町会議2022 特別版」】

 「ニコニコ町会議」は、ドワンゴが運営する巨大イベント「ニコニコ超会議」の全国出張版として、2012年から全国各地のお祭りに連動して開催している地域密着のユーザー参加型ツアーイベント。コロナ禍により2019年でストップしていた人気町おこしイベントが、この秋、特別版として所沢で2日間限定で復活する。埼玉県では初の開催。また、『武蔵野回廊文化祭』全体をニコニコ生放送で中継し、ニコニコで人気のMCがイベントの様子を全国に発信することで、地域の魅力をアピールする。筆者は大阪の開催に2回参加しているが、超会議とは全く違うローカル性が楽しい。

 内容は、「あなたの町のニコニコに会いに行く」をテーマに、ニコニコ動画で活躍するユーザーら出演による人気定番企画「踊ってみた」「歌ってみた」をはじめ、地元との交流を楽しむ様々な参加型企画を展開する。ネットとリアルを通じて、所沢の魅力を全国に発信していく。

<予定イベント>
・オープニングセレモニー、エンディングセレモニー
・音楽ライブ
・歌ってみた(一般参加型カラオケ大会)
・踊ってみた(一般客への振り付けレッスン)
・俳句・短歌バトル
・マッスルタクシー(筋肉紳士集団ALLOUTが来場者をお姫様抱っこで送迎)

 コスプレをしたい来場者用に更衣室を用意する。会場内には写真映えするフォトスポットが多数あり、コスプレでの撮影も楽しめるようにする。

町会議サイトhttps://chokaigitour.jp/

「町踊ってみた」イメージ

「町歌ってみた」イメージ

【「面亀」熊手制作ワークショップ】

 明治3年創業、熊手の出荷数日本一を誇る地元所沢の老舗、株式会社面亀(めんかめ)による、小学生を対象とした熊手制作ワークショップ。伝統の手工芸を子どもたちに伝える。

場所:角川武蔵野ミュージアム 4階ワークショップルーム
講師:株式会社面亀 朝倉知子氏
 (明星大学デザイン学部非常勤講師、イベントワークショップ講師)
参加対象者:小学生(1年生~6年生)
 ※付き添いの保護者は1名まで、未就学児も1名まで入室可能です
参加費:2,000円(税込)
申込方法:角川武蔵野ミュージアム公式サイトから事前チケット購入
ワークショップ詳細https://kadcul.com/event/95

【武蔵野ピンポンフィールド】

 現代アーティストの原倫太郎+原游による、天板に「武蔵野」をイメージしたイラストが描かれた卓球台が登場。4人で円盤を囲み、回転しながらプレイする「武蔵野回転卓球」、球が天板にあたる度に木琴のような音が鳴る「ミニマリンバピンポン」、お子様でも楽しめる高さの「武蔵野3人卓球」と、どれもユニークな仕様。

場所:角川武蔵野ミュージアム 2階
参加費:無料

<作家プロフィール>
インスタレーション作家の原倫太郎と画家の原游によるアーティスト・ユニット。体験できるアートを標榜に、老若男女が遊んで楽しめる間口の広い作品を多く制作している。

アーケード卓球 ※写真はイメージ。今回の作品とは異なる

■『武蔵野回廊文化祭 powered by ニコニコ』開催概要
開催日:2022年11月12日(土)・13日(日)
開催時間:10:00~19:00(予定) ※開催日時については企画により異なります
料金:無料(ワークショップなど一部有料イベントもあり)
場所:埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 ところざわサクラタウン
特設サイトhttps://tokorozawa-sakuratown.com/event/musashino-kairo.html

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